2009/12/21

アップルのビジネスモデル

アップルの初代iPodが登場したのは2001年のことで、それ以降は音楽業界の流通構造がCDからダウンロード販売へ一変した。これは音源を再生する携帯プレイヤーと、アーチストが自由に音源データを出品販売できる「iTunes Store」というマーケットプレイスをセットにしたビジネスモデルによって成り立っています。さらに現在では「iPhone」と「App Store」という組み合わせにより、同様のビジネスモデルを携帯情報端末の分野でも展開しています。アップルは既にパソコンや携帯端末を売るだけのメーカーではなく、コンテンツビジネスにおいてもレコード会社やソフトウエア会社を差し置いて、世界市場の重要なポジションを獲得することに成功しています。

《アップルの売上構成(2008年10月~12月末)》
前年比
・デスクトップパソコン………………… 10億4,300万ドル( -31%)
・ノート型パソコン……………………… 25億1,100万ドル( +23%)
・iPodの販売……………………………… 33億7,100万ドル( -16%)
・iPod関連サービス(音楽販売等)…… 10億1,100万ドル( +25%)
・iPhoneの販売と関連サービス………… 12億4,700万ドル(+417%)
・他のオプション製品……………………  3億7,800万ドル(  -1%)
・他のソフトウエア製品等………………  6億  600万ドル(  -4%)
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●全体の売上高………………… 101億6,700万ドル( +6%) 
※出所:同社決算資料より

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