2010/01/15

小沢疑惑追及、地検検事が上層部を押し切る。

東京地検と小沢一郎の闘いは、1月18日の通常国会開会までの、最終局面に突入しています。マスコミは報道しませんでしたが、「チャンネル桜」では自民党の西田昌司参院議員の質問の全てを報道しました。

1/3【西田昌司】参議院決算委員会質疑[H21/7/4]
2/3【西田昌司】参議院決算委員会質疑[H21/7/4] 
3/3【西田昌司】参議院決算委員会質疑[H21/7/4]

特捜部が絞り込んでいるのは、深沢の土地を取得した際の「4億円の原資」です。石川代議士が、「小沢幹事長が直接紙袋に入れて現金で渡してくれた」という証言でウラがとれ、小沢幹事長の事情聴取決定の決め手となりました。特捜が浮かび上がらせたかったのは、陸山会の「原資」であり、「収入」より「支出」が多い陸山会の実態です。

最高検察庁検事総長 樋渡利秋は、もともと民主党嫌いでしたが、民主党の衆院選大勝により、民主党との融和をはかるため、特捜部の現場に「小沢捜査はもういい」と伝えています。しかし、「証言も証拠もあるのになぜだ!」と現場が猛反発し、特捜部と読売新聞が組んでの情報戦となりました。そのうえ「都内の市民団体」としか表記されない謎の市民団体「世論を正す会」が、小沢一郎の政治団体「陸山会」を検察に刑事告発し、再捜査せざるをえなくなったのです。当時、一般のマスコミが無視するなか、司法記者会は検察を全面的にバックアップしていました。

また「水谷建設関係者が小沢幹事長側に1億円を提供」というスクープは、三重県・津刑務所に面会に行った共同通信と『赤旗』の記者が書いています。

今、世界や国内では何が起きているのでしょうか?現代はますます複雑になり、見えにくくなっています。各国の政府や要人は、秘密交渉、秘密協定を行ない、秘密情報をシェアしています。絶対洩れない秘密というのはありません。極秘文書が解禁されたり、洩れたりするからです。さらに現代の極秘情報は真実も嘘も含み、情報量はとめどなく増殖していきます。インテリジェンスは現代においてますます重要ですが、いかに多くの情報を得られたとしても、その意味が読めなければ何もなりません。私達に見えているのはほんの一部にしかすぎません。歴史はブラックボックスなのです。

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